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【新渡戸文化高等学校】「好き」から始まる探究が、未来をつくる~新渡戸文化の学び~

今回は高等学校の取組みを中心にお伝えいたします!

今回は、新渡戸文化高等学校(東京都中野区・共学校)が取り組む「探究」と「ウェルビーイング」を重視した教育を紹介します。地域共創や学際探究を通して、未来を切り拓く力を育む同校の魅力に迫ります。

新渡戸文化高等学校とは

新渡戸文化学園は、2027年度に創立100年を迎える歴史ある教育機関です。新渡戸文化高等学校は「探究」と「ウェルビーイング」を重視し、時代に合わせた進化を続けています。新しい教育課程では、生徒が自主的に学びたいテーマを探求できるよう、「総合的な学習の時間」を最大化し、クロスカリキュラムや情報科目の選択肢を増やしています。

また、東京都唯一の「新しい普通科」への転換を目指し、地域共創と学際探究を基盤にした教育を提供します。これにより、生徒は自らのキャリアデザインを描く力を養い、地域の魅力を活かした探究活動を行うことができます。さらに、海外大学進学を視野に入れた教育プログラムや、スタディツアーを通じた地域との共創を推進しています。

新渡戸文化高等学校は、未来を見据えた教育を通じて、社会に貢献できる人材を育成します。これからの100年に向けて、さらなる進化が期待されています。

探究から広がる未来

新渡戸文化高等学校では、生徒一人ひとりの「好き」「知りたい」という思いを出発点に、学校の外へ飛び出し、地域や専門家と関わりながら学びを深める探究活動が行われています。今回は、実際に探究に取り組む4人の生徒へのインタビューを通して、その学びがどのように広がり、未来の進路や生き方につながっているのかを紹介します。地域とのつながりから新たな活動を生み出す3年生と、興味のあるテーマを深く掘り下げる2年生。それぞれの挑戦から、新渡戸文化ならではの探究の魅力が見えてきました。

1)新渡戸文化高等学校3年生に聞く、探究が広げた未来

新渡戸文化高等学校3年生の平賀千里さん、兎澤風和さんに、これまでの探究活動や地域との交流、進路についてインタビューしました。2人が取り組む「二木島プロジェクト」は、三重県熊野市二木島でのスタディツアーを起点に、生徒たちの興味・関心から活動が広がっています。現在では、二木島を舞台に活動するさまざまなチームの総称となり、伝統料理や自然、写真など、それぞれが関心を持ったテーマを探究しています。

活動を通して多くの地域の人と出会い、交流を深める中で、先輩から受け継いだ活動に新しいアイデアを加え、次の活動へとつなげてきました。また、訪問先の調整や行程づくりなども生徒自身が担っています。こうした経験は、探究する力だけでなく、計画・調整・発表などの実践的な力にもつながっています。

さまざまな出会いと挑戦を重ねる中で、2人は自分の興味を深めるだけでなく、将来どんな人になりたいのかについても考えるようになりました。

地域との交流から生まれた「こけら寿司」

二木島プロジェクトでは、生徒たちの「やってみたい」という思いが地域との交流を生み、新たな探究へと発展しています。その一例が、伝統料理「こけら寿司」の再現です。

二木島で作れる人が少なくなっていることを知った生徒が、「もう一度つくってみたい」と考えたことがきっかけでした。まず現地の方に話を聞き、作り方や材料について教えてもらいました。さらに、二木島特有の葉などを送ってもらい、学校のキッチンで何度も試作。約5回の試作を重ねながら、味や作り方を工夫しました。

そして2026年5月には、現地のお祭りで実際に調理し、販売するまでに活動を発展させました。もともとは写真展から始まった地域との関わりも、今では祭りの運営にも関わるまでに深まっています。

地域の方から教えてもらうだけではなく、自分たちも地域のためにできることを考える。こけら寿司の再現は、生徒と地域が一緒になって伝統をつないでいく活動になりました。

多様な経験が、それぞれの進路につながる

二木島をはじめとするさまざまな地域での活動は、平賀千里さんと兎澤風和さんの進路にも影響を与えています。

自然や生き物が好きで新渡戸文化高等学校に入学した平賀さんは、活動を通して北海道などさまざまな地域を訪問しました。自然と人間との距離が近く、共生している環境に魅力を感じ、複数の地域や大学を比較した上で、北海道で生態系について学ぶ進路を考えています。

一方、兎澤さんは、もともと医療系への進学を考えていました。スタディツアーで地方を訪れ、地域の人々と交流する中で、その土地の温かさや人とのつながりに強く心を動かされました。現在は、愛媛県の大学で看護を学ぶことを視野に入れています。

「人と人、人と地域をつなぐ存在になりたい」という兎澤さん。まだ具体的な職業は決まっていませんが、これまでの経験から、自分が大切にしたい価値観は見えてきました。多様な場所、人、テーマとの出会いが、2人の進路の選択肢を広げています。

2)新渡戸文化で見つけた未来

新渡戸文化高等学校2年生の永井杏樹さん、渡邊愛夏さんに、現在取り組んでいる探究活動や、そこから見えてきた将来の進路についてお話を伺いました。

2人に共通しているのは、自分が興味を持ったことを出発点に、実際の現場へ足を運び、専門家や地域の方々と関わりながら学びを深めていることです。永井さんは、生物研究プロジェクトでコウモリの生態を調査するほか、西表島でのフィールドワークにも取り組んでいます。一方、渡邊さんは「牛乳」をテーマに、酪農の現状や環境問題、動物福祉について探究しています。

活動を進める中では、思うように調査や販売ができないなどの壁にも直面しますが、それも新たな問いを生み出すきっかけになっています。

2人の話から見えてきたのは、探究を通して「自分は何を知りたいのか」「将来何をしたいのか」を少しずつ見つけていく、新渡戸文化ならではの学びです。

コウモリから生物の世界を深く知る

永井杏樹さんが力を入れているのが、生物研究プロジェクトでのコウモリの研究です。活動は先輩から受け継がれたもので、「コウモリってどんな生き物なのだろう」という興味から参加しました。

奥多摩のトンネルなどを訪れ、生態調査を行うほか、気温や風速などの環境データも記録。生物の先生や専門家から、調査方法やデータの取り方について学びながら研究を進めています。

コウモリは法律によって保護されているため、自由に捕獲したり触れたりすることはできません。そのため、観察と記録を積み重ね、長期的にデータを蓄積することを大切にしています。

また、西表島での探究では、現地の生物だけでなく、植物や文化、地域とのつながりにも目を向けています。こうした経験を重ねる中で、生物への興味はさらに深まり、現在は医学部医学科への進学を目指しています。

「好き」を入り口に、自分で問いをつくり、専門的な学びへ発展させていく姿が印象的でした。

牛乳を入り口に、酪農の未来を考える

渡邊愛夏さんが取り組んでいるのは、「牛乳」をテーマにした酪農の探究です。きっかけは、学校のスタディツアーで北海道の牧場を訪れたこと。もともと牛乳が好きだった渡邊さんは、現地で酪農の仕事や生産現場の課題を知り、「もっと酪農について知りたい」と考えるようになりました。

現在は牧場や酪農関連企業を訪問し、牛乳の味の違いだけでなく、酪農の環境問題や動物福祉など、幅広いテーマについて調べています。

さらに、実際に牛乳を販売して消費者の声を聞きたいと考えたものの、高校生だけでは販売が難しいという壁にも直面。専門店と連携してワークショップを行うなど、実現する方法を模索しています。

今後は、牛がより自然な環境で暮らせる放牧酪農について考え、コンクールへの応募も予定しています。

探究活動を通して、興味のあるテーマを社会の課題へと広げ、自分なりの答えを探していく。その姿勢が、渡邊さんの学びをさらに深めています。

新渡戸文化高等学校 学校説明会イベント

新渡戸文化高等学校では、入学を希望する生徒と保護者を対象に、学校説明会やオープンスクール、個別相談会、入試問題解説会を開催します。教育方針や学校生活、入試について理解を深める機会です。ぜひご参加ください。


高校オープンスクール
開催日時:9月5日(土)14:00~16:00


高校説明会③
開催日時:9月26日(土)14:00~16:00


高校説明会④
開催日時:10月31日(土)14:00~16:00

高校説明会⑤
開催日時:11月28日(土)14:00~16:00


高校説明会⑥・個別相談会
開催日時:12月5日(土)
説明会:14:00~15:00(オンライン) 個別相談:14:00~16:00(対面)


入試問題解説会
開催日時:12月19日(土)14:00~16:00

高等学校説明会の詳細はこちら

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